LP (Bang BLP-408)
Producer: Jim Healy, Johnny Duncan, Robert E. Lee, Brick

時勢を蔑ろにできない余り、80年以降は付和雷同的な姿勢を取らざるを得なかったブリック。
その時代にも、レイ・パーカーJrが彼等と共同でプロデュースをした81年の“Summer Heat” (Bang 37471)という優れた内容のアルバムがあるものの,彼等本来の魅力に浸ってもらうためにはやはり、76~79年にかけてリリースされた3枚のアルバムに接してもらうより他になさそうである。
その3枚の中からどのアルバムを選ぶか非常に悩んだが、最終的にはブリックの代名詞とも言える大傑作 A(3)の収録されたデビュー作に落ち着いた。
彼等の出身地、アトランタからの新しいサウンド・スタイルという位置付けのもと、DiscoとJazzを融合させて生れたというこの“Dazz”で示される骨太なグルーヴにこそブリックならではの黒々とした身だしなみを見て取ることができる。
フルート等4種のホーンを自在にこなすジミー・ブラウンの活躍にも注目。
ファンクではB(1)、A(1)も仲々の仕上り。
「ダズ」と並ぶ強力曲「デュージック」収録の2枚目“Brick”(同409)続く79年の“Stone Heart”(同35969)も極上。
転載:U.S. Black Disk Guide©細田日出男


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