youtube musicでU.S. Black Disk Guide音源を探す旅 No.175

音楽

THE METERS / Rejuvenation

LP (Reprise MS-2200)

Producer: Allen Toussaint, The Meters

【A】(1) People Say (2) Love Is For Me (3) Just Kissed My Baby (4) What’cha Say (5) Jungle Man 【B】(1) Hey Pocky A-Way (2) It Ain’t No Use (3) Loving You Is On My Mind (4) Africa

セカンド・ライン・ファンクの代名詞的存在の,ミーターズの、リプリーズからの2枚目、通算5枚目となるのがこのアルバムである。

4人だけのシンプルな編成による、インストを中心としていたジョシー時代に対して、リプリーズではヴォーカル・パートを充実させ、ホーン、パーカッションを加えるなどアレンジにも力を入れ、更に音楽的な広がりも見せていった。

その代表作となるのが74年発表の本作といえるだろう。

因みに全曲歌入りである。

アイズレー・ブラザーズの「イッツ・ユア・シング」にも似 A(1)(歌はジョージ・ポーターか?)の粘着力で,もう降参だが、やはり強力にヘヴィなファンク A(3)(5)も文句なしの出来だ。

アート・ネヴイルの歌う A(2)は、ニューオーリンズR&B ならではの哀愁味が漂う佳曲。

A(4)も妙にポップなメロディと、エキサイティングなビートが絡む曲。

B面ではネヴィル・ブラザーズのレパートリーともなったB(1)(4)という重要な曲があるが、前者の土着性は凄い。

ニューオーリンズ以外の何物でもない。

また,B(2)に顕著だが、ロックっぽいニュアンスも時々感じさせるあたりも、リプリーズ時代になってからの特色である。

▶Some More From this Artist:

まず、ジョシー時代のオリジナル・アルバムから。

①”The Meters” (Josie 4010)

②“Look-ka Py Py”(同4011)

③“Struttin””(同 4012)

この内、②はラウンダーからそのままの形でリイシューされている(CD Rounder 2103)。

いずれも69~70年に発表されたものだが、③で3曲ヴォーカル・ナンバーが聴ける以外は、全てインスト。

アート・ネヴイル、レオ・ノセンテリ、ジョージ・ポーター、ジョー・モデリステの4人によるシンプルだが素晴らしく吸引力のある、他では絶対に味わえないサウンドが溢れている。

彼らのデビュー曲「ソフィスティケイテッド・シシー」(①) や②のタイトル曲、③収録の「チキン・ストラット」等必聴だ。

この時代の手に入り易いベストとして”Struttin”(CD Charly 63[英])を推薦しておく。

④”Cabbage Alley” (Reprise 2076)

⑤”Fire On The Bayou” (同 2228)

⑥”Trick Bag” (同 2252)

⑦”New Directions” (WB 3042)

リプリーズ移籍後のアルバム、本“Rejuvanation”は④と⑤の間に発表された。

まだインスト・ナンバーの多かった④、シリル・ネヴイルの加入で熱さを増した⑤も必聴ものだ。

⑦は、ミーターズ解散後の77年に発表されたもの。

尚、68年から70年代中期までの、未発表曲を多く含んだ”Good Ole Funky Music “(CD Rounder 2004)も必聴。

ミーターズ解散後、アートとシリルはアーロン、チャールズと共にネヴィル・ブラザーズを結成。

最強のライヴ・バンドの呼び声も高く、“Neville-Ization”(Black Top 1031)という素敞なライヴ盤(84年)もあるが、スタジオ・ワークも駆使した大傑作/問題作『イエロー・ムーン』(89年)、『ブラザーズ・キーパー』(90年)を発表し、世界に誇る存在となっている。

転載:U.S. Black Disk Guide©小出斉

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