KC AND THE SUNSHINE BAND / KC And The Sunshine Band
LP (TK 603)
Producer: H.W. Casey, Richard Finch

70年代に大きな足跡を残したマイアミのTKプロダクション。傘下に、Alston, Cat, Glades, Drive といった数多くの傍系レーベルを配し、次々と魅力的なアーテイストを送り出してくれた。
そのTKプロの精力的な活動の起爆剤となったのが、H.W.ケーシー&リチャード・フィンチという白人青年2人が中心となった、KC&ザ・サンシャイン・バンドに他ならない。
73年暮、TKレコードからリリースされたデビュー曲「ブロウ・ユア・ウィッスル」のスマツシュ・ヒットに続いて、翌年の4月、彼等がプロデュースしたジョージ・マックレーの「ロック・ユア・ベイビー」が世界的なヒットを記縁これがきっかけで彼等の名が広く知れ渡ったのは勿論のことTK 系列の大躍進も始まったという訳だ。
彼等は続いて「サウンド・ユア・ファンキー・ホーン」「クイーン・オブ・クラブス」とヒットを連発、74年の暮にファースト・アルバム“Do It Good (TK 500)”を発表。
これはそれに続く2枚目で、代表作A(2)(3)を筆頭に、彼等ならではの破天荒な迄に明るいマイアミ・サウンドがズラッと並ぶ。
転載:U.S. Black Disk Guide©細田日出夫


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