youtube musicでU.S. Black Disk Guide音源を探す旅　No.181

LP (Epic FE-37939)

Producer: Kenny Copeland

76年にチャート1位を獲得した大ヒット、ファンキーな「カー・ウォッシュ」で名を挙げたローズ・ロイス。

女性リードを含むヴォーカル・パートにも重点を置き、都会の中庸ソウル感覚もさり気なく取り込んだファンク・サウンドに個性を見せる、ノーマン・ホウィットフィールドが育て上げたL.A.の大型ヴォーカル＆インスト・グループである。

現在に到るまで、ホウィットフィールド、エピック、モンクージュ等に10枚以上のアルバムを残しているが、これは82年に若干のイメージ・チェンジを計ってエピックから発表された作品。

アルバムとしてはまとまりに欠けた初期に比較して、ここでは、ファンク・サイドの切れ味鋭いタイトな作り、前々作より加入したリッチ嬢の熱っぽい表現を始めとするヴォーカル・サイドの充実が、洗練を忍ばせたグリッティなフィーリングと共に、巧みなバランス感覚を持つ彼らの魅力となる。

その他のアルバムでは、ファンクなら、オムニバスだが76年作”Car Wash”（MCA 2-6000）。

ヴォーカルなら、81年作”GolesTouch” （Whitfield 3512）がいい出来だ。